子供を生まれながらの多重国籍にするには?

こんにちは。NEW HORIZON O.S.のHIROです。

今回は、子供の多重国籍について書きます。

まず、生まれた子供が多重国籍になる一番多いケースと考えられるのは、国際カップルの間の子でしょうか。

最近のブログでアルゼンチンのことを書いているので、アルゼンチンを例に取りますと、

両親の内の一人が日本国籍、がう一人がアルゼンチン国籍であれば、その子供は生まれながらに日本、アルゼンチンの二重国籍ということになります。

さらに、アルゼンチンは移民の国ですので、世界各地、特にヨーロッパからの移民が多かったため、先祖がイタリア人と証明できれば比較的国籍が取りやすいイタリアにルーツがあるアルゼンチン人などは、アルゼンチンとイタリアの二重国籍というケースがざらにありますので、アルゼンチン人の親がイタリア国籍も持っていると、先ほどの例の国際カップルの子供は、日本、アルゼンチン、イタリアの三重国籍になります。

ちなみに私のアルゼンチン人の友人はスペイン系で、スペインへの移住を希望していますが、スペインの場合ですと、スペイン人の子までは簡単に国籍取得ができますが、孫以降の世代になると難しいので、イタリア系の奥さんにEU加盟国のイタリアの国籍を取ってもらい、同じEU加盟国のスペインにイタリア人とその配偶者として移住することを計画しています。

殆どの南北アメリカ大陸の国々では国籍付与に出生地主義(ラテン語でJus soli)を採用しているため、仮に例の国際カップルの子供がアルゼンチンの隣国、出生地主義を採用しているブラジルで生まれた場合、日本、アルゼンチン、イタリア、ブラジルの四重国籍になります。

出生地主義の他に、血統主義の国があります。日本は血統主義です。

血統主義の日本では、両親の内、どちらかが日本国籍を持っておりますと、日本で生まれよた場合は出生届、国外で生まれた場合は生まれた国の出生証明書と日本国籍留保届を提出することにより、日本国籍を出生により得ることができますが、両親ともに外国籍の場合はたとえ日本で生まれようと、生まれた子供が出生により日本国籍を得ることはありません。

出生地主義、血統主義に関しましては、以前、ブログ記事を書きましたので、よかったら見てみてください。

https://ameblo.jp/hiro-latinoamerica/entry-12741826513.html

例のような国際カップルでなく、両親ともに同じ国の国籍のみ持っている場合も、先に挙げた出生地主義の国で出産をすることにより、子供を生まれながらの二重国籍にすることができます。

よく聞くのは、親が都合で米国滞在中に生まれた子供で、日本と米国の二重国籍になった人です。私の日本人の知人にもそういう方がおります。

私は、パラグアイへの移住サポートを行っておりますが、パラグアイも出生地主義の国なので、そこで生まれた子供は無条件でパラグアイ国籍が自動的に付与されます。

パラグアイと、同じ南米のブラジル、アルゼンチン、ウルグアイ、この4か国がメルコスール(スペイン語でMercosur、ポルトガル語でMercosul、南米南部共同市場)という、ヨーロッパのEU(European Union、欧州共同体)のような、人と物の移動の自由化を図り、ブロック経済圏を作りました。

この4か国の他に、チリ、ペルーなどの準加盟国もあり、加盟国および準加盟国間で人の移動が自由化されました。

くわしくは、私の過去ブログ記事をご覧ください。

https://ameblo.jp/hiro-latinoamerica/entry-12732059476.html

将来、生まれてくるお子さんにもう一つの国籍という、人生の可能性がより広がる、誕生日プレゼントを贈られるのはいかがでしょうか?

ご興味がおありの方はこちらまでどうぞ!

https://immigrationmaster2022.amebaownd.com/pages/6020716/page_202205091648

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました!


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